中嶋さんの曲の魅力はポップなメロディーとアレンジにあると思います。
一般的にポップな曲はオシャレで明るく、楽しい気分にさせてくれるものが多いと思いますが、中嶋さんの歌は下品な要素や日常のやるせない出来事を抽象化したようなものを混ぜ込んできます。わざと混ぜ込んできてるような気がします。

もっともそんな曲ばかりというわけではなく、素直な曲もありますが、そういう曲は聞くと少し恥ずかしい気分になります。

ライブではだいたいアレンジが入ります。
初めて聴く人にはCD音源に近い歌い方や演奏のほうが聴きやすく、ウケもいいと思うのですが、気持ちが先走ってるのか、CD音源と同じではつまらないではないかというサービス精神なのか、結構変わっています。

基本的にセンスはある人だと思うので、いつか名曲をポロッと生み出しそうな期待感が今のところの中嶋さんの魅力だと思います。

ちなみに僕の中嶋定治ベスト3の曲は
３、夢みる機械　
２、銀河鉄道の夢
１、タクティクス涙色
になります。

なかむ（釣り部）

　中嶋さんに出会ったのは一週間前。ライブハウスのブッキングで一緒になった。前日にyoutubeでアルバムのクロスフェード動画を見て気になっていたのでライブを見る前にアルバム「マジカルストリーム」を本人から手売りで買ってしまった。

　ライブがすごかった。中嶋さんはいい意味で演奏に神経質なようでとてもとても丁寧に歌っていたんだけど、その一方でゆらりゆらりと体を揺らす。不思議なことにそれに違和感はなく、曲の緊張感にうまくハマっていた。
　東京に来て十年目なのに京都の訛りが少しも抜けていない喋り方が格好良かった。どの曲にもメロディのところどころに他にない心地よさの「定治節」（いま勝手に作った言葉です）のようなものがあって、それが顔を出す度に客席全体がゆっくりと中嶋さんの空間になっていくのを感じた。

　その日は夜中に家に帰ったのだけど、すぐに「マジカルストリーム」を聴いた。そのままそのアルバムの全曲を通して、２周続けて聴いた。次の日も自分の仕事を放り出して３周続けて聴いた。
　それから１週間で何周続けて聴いたのかもう覚えてない。とにかく、「定治節」は僕の心をひょいと掴んでしまったのだった。

　爽やかに日々を切り取って、好きなあの娘には真正面から向き合って、そうかと思うと突然難しい顔をして考え事なんかを始めてしまう。そんな不器用で優しい男が中嶋定治さんなんじゃないかなあ。
　
　僕は、高校生の頃に出会った野狐禅の「鈍色の青春」とスキマスイッチの「君の話」に人生最大の衝撃を受けて１０年経った今でもこの２枚はよく聴くアルバムになっている。
　それと同じような衝撃が中嶋さんの「マジカルストリーム」にはあったから、１０年後も聴き続けているような気がする。
　
２０１４年９月２６日
ヒゲビシャス（音楽家）

好きすぎて体調崩した。

あやこ（主婦）

ライブ会場で偶々知り合った陽気なお兄さんが作ったCDとはどんなものだろう…位の感じで聴いたのが「マジカルストリーム」でした。
カフェオだし、ジャケは水木しげる先生の雰囲気あって何となく好きだなって臭いは感じてはいたんですが、予想を上回る良い音楽!!

その中でも、個人的に好きなのは「正体わからない」。
好きすぎて中嶋さんに会う度に「正体わからない良いですよね！」と言う始末。
中嶋さんは「またか!!」と思っているかも知れませんが、それ程好きなのですよ。

今年はライブ本数も増えて、新しい試みも始まっているので、色々とこれからのアーティストとしての中嶋さんの活動楽しみにしていますね!!

かず（関東）

定治さんの歌は、昨年の2013年5月に小田原のライブハウス『スパッツ』のミニライブで初めて聴きました。
定さんの歌は味があって心に響きました。
サポートのギタリストのお二人もお互いの個性を生かしながら、演奏されていましたね。
格好良かったです。今後のご活躍を陰ながら応援しています。

むちゃ（ピアノ講師）